記事一覧

熊野純彦『マルクス 資本論の哲学』を読んで

熊野純彦『マルクス 資本論の哲学』を読んで――――――――――――――――――― 熊野純彦著『マルクス 資本論の哲学』(岩波新書 2018.1発行 880円)を読みました。筆者は東京大学の教授で倫理学、哲学史が専攻だそうです。 (抜粋内の[ ]は松) あとがきにかえてで 「『資本論』はおおむね3つの視角から研究されてきました。ひとつはマルクス経済学の経済学原理論の立場です。ふたつ目は資本論体系の形成史的研究… 第3のものは哲学的視点...

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『未来』の11.24集会報告を読んで

『未来』の11.24集会報告を読んで ――――――――――――――― 革共同再建協の『未来』237号(17.12.21付)に 11月24日の「何とかならんかこの日本!? 普通の人々のための経済政策 欧米反緊縮左派の主張から考える」という集会の報告が載っていました。講師は立命館大の松尾匡氏で 氏の主張がわりと詳しく紹介されています。私は集会には参加していないので、記事を読んでの感想・意見です。 報告者の感想は 松尾氏には「左派、...

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2018年上期景気動向分析

2018年上期景気動向分析――――――――――――――                花 山 道 夫Ⅰ 景気は良いが、経済は悪い 昨年の11月7日に日経平均株価は2万2937円で取引を終えた。「1996年6月26日に付けたバブル崩壊後の戻り高値(2万2666円)を超え、92年1月9日(2万3113円)以来およそ25年10ヶ月ぶりの高値を付けた。チャート上の次の節目として、史上最高値(3万8915円)からバブル崩壊後...

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不破哲三著『「資本論」刊行150年に寄せて』

不破哲三著『「資本論」刊行150年に寄せて』―――――――――――――――――――――― 昨年は ロシア革命100年ということで 多くの人がロシア革命とその後のソ連社会について論評していました。同時に、昨年は 『資本論』第1巻発行150年でもありましたが こちらの論評はほとんど見かけませんでした。そんな中、本屋で 不破哲三著『「資本論」刊行150年に寄せて』(日本共産党中央委員会出版局発行 500円)を見かけたので 恐慌論...

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浜矩子『世界経済の「大激転」』を読んで

浜矩子『世界経済の「大激転」』を読んで――――――――――――――――― 浜矩子『世界経済の「大激転」 混迷の時代をどう生き抜くか』(PHPビジネス新書 17.6発行 850円)を読みました。 「○○ファースト」を唱えるトランプやフランスのルペン、安倍晋三らを「激転妖怪」と呼んで 今、グローバル社会でなぜ彼らが登場し支持を得ているのかを経済的基礎から分析し その「処方箋」を考えようとするものです。経済のグローバル化が貧富の差を拡大...

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